弁護士コラム

【コラム】交通事故(轢き逃げなど)の慰謝料相場|高額にする方法

2024.08.25

JR王寺駅からすぐの桐山法律事務所では、このブログを通じて皆様に法律に関する幅広い知識と実践的なアドバイスを提供して参ります。日々の生活の中で直面する可能性のある様々な法律問題について、わかりやすく、かつ具体的に解説していくことで、皆様がより良い判断を下せるよう支援いたします。

交通事故問題、相続問題、離婚問題、不動産問題など、多岐にわたる法律分野における情報や有益な知見をお届けして参ります。

今回は“交通事故の慰謝料の相場”についてです。

慰謝料は損害賠償の一部

交通事故の損害賠償には、治療費や休業損害など様々な項目がありますが、慰謝料もその一部です。慰謝料は精神的苦痛に対する補償であり、損害賠償全体と混同しないよう注意が必要です。

交通事故慰謝料の3つの種類

交通事故の慰謝料には、以下の3種類があります。

  • ・入通院慰謝料:交通事故で入院、通院が必要なけがを負った場合の精神的苦痛に対する慰謝料
  • ・後遺障害慰謝料:交通事故で後遺症を負った場合の精神的苦痛に対する慰謝料
  • ・死亡慰謝料:交通事故で亡くなった本人と遺族の精神的苦痛に対する慰謝料

慰謝料の算出基準の違い

慰謝料の算出には、以下の3つの基準があります。

  • ・自賠責基準:法令で決められた最低限の補償を目的とした基準
  • ・任意保険基準:自動車保険会社が独自に設けている基準。自賠責基準よりも多くの補償が受けられる
  • ・弁護士基準:裁判所の判例などを参考にした基準。自賠責基準や任意保険基準よりも高額な慰謝料が設定されることが多い

弁護士基準による慰謝料請求のメリット

交通事故の慰謝料は、弁護士基準の相場が最も高額です。慰謝料を少しでも増額したい場合は、弁護士基準での請求を検討すべきでしょう。ただし、弁護士基準での請求には法律の知識が必要不可欠であり、弁護士への依頼が必要となります。

弁護士への依頼を判断する基準

弁護士への依頼を判断する基準

弁護士に依頼する際は、「弁護士が増額できる慰謝料」が「弁護士費用」を上回るかどうかが判断基準になります。特に、治療期間が6ヶ月以上長引く重傷の場合や、後遺症が残った場合、被害者が亡くなった場合は、弁護士の介入により高確率で収支がプラスになります。

 

また、任意保険に弁護士費用特約が付帯している場合は、保険会社から弁護士費用を負担してもらえるため、弁護士への相談を強くおすすめします。

交通事故の被害に遭った場合、適切な慰謝料を獲得するために、弁護士への相談を検討することが重要です。桐山法律事務所では、交通事故に関する豊富な経験と知識を持つ弁護士が、ご依頼者様に寄り添い、適切な慰謝料の獲得を支援いたします。

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